M様邸リノベーション工事の内壁下地が進んでいます。 (2020-08-07)｜てくてく工房一級建築士事務所

covid-19と大雨の影響で遅れに遅れが出ているＭ様邸ですが、ようやく内壁下地が完了しそうなところまで進みました。

解体のときに「以前の和室の建具や欄間が綺麗だからどこかに残せたら良いな…」というお施主さんの言葉を聞き、急遽書院の建具の一部を玄関ホールの建具に組み込むことにいたしました。
今回は既存の材料をうまく再利用できるところがなかなか見つからず残せたのはこの部分だけですが、現場で喜ばれるお施主さんを見ると、毎日目にする場所に適用できて良かったかなと感じています。

写真２枚目はリビングの奥、実はこちらのお家にはアーチの向こうに秘密の部屋があるのです、しかも２つ。
既存躯体と耐震補強の関係で半端な空間にせざるを得ない部分だったのですが、ひとつは書斎、もうひとつは子どもが喜びそうな文字通りの隠れ部屋になる予定です。
子どもに返ってこの部屋で遊んでみたいと思うのは、わたしだけではないはず…

写真３枚目は床柱で今回は６畳の仏間に採用しますが、クロス貼りのすっきりとした意匠の和室になるので、やさしい印象の杉の磨き丸太を選定しています。

完成まであと約１か月、リビングに隣接した巨大なウォークインクローゼットや一般家庭には珍しい個人ロッカースペース、廊下に配置したユーティリティ洗面カウンター等、生活をより効率的かつ豊かにする工夫が盛り込まれたお家になる予定です♪